中村です。
情報業界には大きく二つの商品形態があって
所謂普通の教材という形、あとは塾形式をとっているものがあります。
情報業界での教材と塾の違い
教材というと
PDFファイルがあり、マニュアル通りに進めていく・・・と。
塾というと
時間の経過と共にメールが送られてきて、その指示で進めていく。
大体期間は4ヶ月くらいですね。
また、会員ページがあって参加者フォーラムみたいのがあったりします。
この会員ページは塾にも普通の教材にもあり、境界線は曖昧です。
実は大概そこの情報自体の質に大きな差はありません。
ただ、販売する側の人間が「どういった演出をするか」
にかかっていると言えます。
塾の場合は一時期、与沢翼氏が流行らせた
無料オファーからの動画を使用したプロダクトローンチ。
まずは有益な情報を無料でお教えします、と言って
SNSなどの媒体からこの業界で言うリスト(メールアドレス)を取得。
そのリストに対し対談動画などを使用して
塾の売り込みをしていくというパターンです。
塾の金額は大体29万8,000円とか30万円前後に設定される事が多く、
これも一つのお決まりと言えます。
高額塾はその名の通り高額ですから、相手の財布を開かせる為に
期間をかけてじっくりとクロージングしていく訳です。
これを(教育)と言います。
この辺りは実は心理学的なテクニックが沢山盛り込まれていて、
まぁ一度知ってしまえばその「術」にはかかりにくくなります。
自己防衛する為にはその辺りの知識が必要になります。
高額塾のセールスに使用される心理テクニック
例えば、セールスページでスーツ着た「腕組み系」の販売者の写真。
これは権威性と言って、偉い人に見せる事でその人の意見は
正しいんだ、と感じさせる為です。
浮浪者の見た目とお医者さんの見た目してる二人の人物がいたら
お医者さんの格好をしている人物の意見をより信用し易い、
といった、そんな感じですね。
個人的には凄く嫌いですけどね。
なんか超偉そう・・・って感じで。
あとはそもそも「塾」という名称です。
これも敢えて「○○スクール」とか「○○塾」
という名称を用いる事によって
世間一般でいう所の「学習塾」などに掛かる費用の相場
その位の費用はかかっても妥当だな、
と感じさせる事を目的としています。
そこで30万円前後の金額を押し出してくるんですね。
特典などもそうです。
例えば動画コンテンツがあった場合
「240分の動画」
というのではなく
「DVD 5枚分」
とかいうと
相手はDVD 5枚分相当の金額を
勝手にイメージしてしまいます。
PDFのコンテンツなら
「ハードカバーの書籍 5冊分相当」
みたいな感じですね。
極め付けは「59,800円相当」とか
自分で金額言っちゃう(笑)
こうしてお金の感覚を操作しているんですね。
その為に、実際はダウンロード販売の商品なのに
本とかDVD見たいなイメージ画像をつけてくるんです。
あれ、親切でやってるんじゃないですよ(笑)
金額をイメージさせて
「これがなんと無料!!」
みたいにお得感を演出する為です。
ネットビジネス界にまともな高額塾は存在するのか
結局何が言いたいかというと、高額塾というのは
その演出の上に成り立っているので、
その中身は実は3万円前後の教材と
あまり変わらなかったりする場合が殆ど・・・
と、そういう事です。
とはいえ、
塾形式のものにもマトモなものがあるのも事実。
その場合はノウハウの大半を
セールスページで既に公開しています。
そして商品の内容はそのノウハウを実践する為の
ツールであったり、サポートを販売するという形です。
これは購入者としても騙された!!
となる確率が低く、気持ちのいいものです。
販売者の儲けの仕組みにも色々ある訳です。
キャッシュポイントを意識すれば見えてくるもの
例えば実生活の中で言えば
プリンター。
これはプリンター本体の価格を激安にして販売して
インクトナーの価格を高くする事によって
利益を回収しているビジネスモデルです。
そこで正規品ではないけど規格に対応している
安いインクなどが出てしまうとビジネスモデルが
崩れてしまうのでプリンターメーカーは必死です。
あとイメージし易い所ではスマホのゲームアプリなどですね。
これはアプリのダウンロード自体は無料で
ゲームの途中で課金したくなる仕掛けが施されています。
実はキャッシュポイントは様々なので
仕掛ける側の立場になって考えてみる事で
見えてくる事が多いと思います。
高額塾や、その他教材などのセールスページも
そういった視点で見ていくと変に騙される
という心配もなくなると思います。
因みにこの記事を読んだ後に参考になるのが
こちら
http://unagipai555.jp/blog-entry-4.html
見事にセールスページにてノウハウは公開されています。
そして、「価格を操作する」というテーマに関してもドンピシャリです。
また、スマホのゲームアプリにある課金制度という仕組みに
着目したビジネスモデルはこちら。
http://affiliate-info.jp/20160124161026.html
参考にして下さいね(^^)
では、中村でした。